身の厚い美味しそうなぶりを見つけると食べたくなるのがぶり大根なのではないでしょうか。でもせっかくのぶり大根が生臭かったりパサパサだったりすると、食べる意欲がなくなってしまいますよね。そんなぶり大根も、きちんと下処理さえすればパサパサもせず、おいしくいただくことができます。
今回は「パサパサしない!おいしいぶり大根の作り方」についてまとめてみました。
目次
ぶりの見分け方と下ごしらえの仕方
おいしいぶりの見分け方
ぶりの旬は12月~1月です。
ぶりの切り身を購入する場合、血合いをチェックして鮮度を見極めましょう。血合いの部分が鮮やかな赤であればあるほど新鮮な証拠ですが、茶色く変色している場合は鮮度が落ちているので注意が必要です。またぶりや生タラなどは鮮度が落ちると全体的な色が白っぽくなり、鮮度の高いものは全体的に透明感があります。
他にも、切り身のエッジの部分が尖っていれば加工されてからの時間がそれほど経っていないことを意味しています。
ぶり大根に適した部位ってどこ?
ぶりの切り身は腹側と背中側に分かれます。腹側は脂が多くて皮が白っぽく、背中側は脂が少なくて皮が黒いという特徴があります。好みもありますが、パサパサしないぶり大根を作るには腹側の脂の多い部分が適しており、揚げ物やソテーなど油を加える料理にぶりを使用する際は背中側が適しています。
基本!ぶりの下ごしらえ
ぶりは予め塩を振っておき、20分ほどしたら表に出た水分を拭き取ります。ボウルなどにぶりを入れ、お湯を沸かしてぶりに回しかけます。箸で混ぜて表面が白くなったら水で洗い流します。特に皮のヌメリやウロコ、血合いの部分は丁寧に洗いましょう。こうすることでぶりの生臭さを抑えることができます。洗ったら水気を切っておき、下ごしらえの完了です。
基本!大根の下ごしらえ
大根は皮を剥き、2~3cmの半月切りにします。鍋に大根とかぶるくらいの水(できれば米のとぎ汁、なければ生米を大さじ1入れる)を入れ、水から湯がきます。沸騰したら15分ほど茹で、大根の中まで火が通ったらざるにあげておきます。
パサパサしない!ぶり大根の作り方
ぶり大根の材料
ぶり大根の材料(4人分)は以下の通りです。
*ぶり…400g
*大根…400g
*水…400cc
*酒…200cc
*昆布だし…小さじ1
*調味料(砂糖大さじ3、みりん大さじ2、濃口醤油大さじ2、塩小さじ1/2)
基本!ぶり大根の作り方
ぶり大根の基本の作り方は以下の通りです。
1.大根を鍋に敷き詰め、その上にぶりを並べます。
2.水、酒、昆布だしを入れて、強火にかけます。
3.アクをしっかりと取りのぞき、調味料を砂糖から入れます。
4.落とし蓋をして中火で15分~20分ほどぐつぐつ煮ます。
時間に余裕がある場合は一度冷まして味を染みこませてから、食べる際に再び温めましょう。
たまにはこんなぶり大根も?
もしもパサパサになってしまったら
もしも失敗してぶり大根が失敗してしまったら、いっそのこと違う料理にすることでリカバリーできます。
ぶりの身をほぐし、味の浸みた大根は1cmの角切りにします。そこに食べやすい大きさに切った水菜やキュウリなどを投入し、マヨネーズを入れて混ぜれば、ぶり大根サラダの完成です。身をほぐしてマヨネーズを入れることでパサパサ感が気にならなくなります。ぶり大根が余ってしまった場合にもオススメです。
まとめ
ぶり大根の作り方についてまとめてみました。
ぶりも大根も冬が旬なので、冬が来ると食べたくなってしまいますよね。ジューシーなぶりとぶりの味が浸みた大根のコラボレーションは、和食の中でも最強コンビと言えるのではないでしょうか。ぶりの下ごしらえをしっかりとして、おいしいぶり大根を楽しみましょう。
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